30代独身・手取63万円(世帯年収900万円台)の家計簿を診断しました

家計簿診断をさせていただきました。
旧ブログで家計診断させていただいた方ですが、収入アップに伴い再度ご相談をいただきました。

旧ブログでの診断内容はこちら
手取り32万円女性の家計簿を診断させていただきました

家計簿診断ご依頼内容

家計簿診断のご依頼メールの内容は以下の通りです。

■ハンドルネーム:R

■家族構成(年齢):1人 38歳

■税込給与:月780000円

■手取り給与:月630000円

■手取りボーナス:なし

■毎月の支出:総額353000円

・住居費:73000円(住宅ローン/賃料)

・電気:6000円

・ガス:6000円

・水道:2000円:

・携帯電話料金:6000円

・ネット料金:0円(家賃に込み)

・新聞・NHK:2000円

・食費:30000円

・外食費:40000円(ほとんどは仕事上の付き合い)

・交通費:5000円

・日用品費:8000円

・小遣い:40000円 (美容、被服費、その他)

・医療費:3000円

・習い事費:12000円

・保育料:0円

・その他:円 (仕事費60000円、レジャー60000円)

・保険(貯蓄型):0円

・保険(掛捨型):0円

・自動車ローン:0円

■毎月の貯金:277000円

■現在の貯金額(未記入でも可):300万円

■住宅ローンの詳細(住宅ローンありの場合のみ。未記入でも可)

・借入額:0万円

・返済期間:0年

■悩んでいる点/改善したい点:

お久しぶりです。1年半ぐらい前に診断していただいた者です。

仕事費用は出張、学会費、研修費、勉強会費、書籍などで、外食費のほとんどは夜のおつきあいなどです。
これは必要経費で仕方がないとしまして、問題はレジャー費です。

もともと国内外の旅行が好きなのですが、高い時期にしか行けなくなりまして、今年は年間72万円となってしまいました。
被服費・美容費も毎日しっかり消費している上に、これは贅沢だなぁと思っています。

これさえなければもっと貯金できるのに、と思います。
ですが、どうしても気晴らしがないとストレスが溜まってしまい、次の旅行を楽しみに仕事をしている感じです。でもやはり多すぎますか?

一人暮らしで今423万円も年間に消費しています。これは尋常じゃないですよね。。。しかも貯金額はまだ300万円ですし、保険にも入らないつもりなので貯金する必要性は感じております。ですが、今も楽しみつつ、貯金もしたいとなるとこの辺かな、とも思います。もちろんレジャーにこれだけ使っている間は、家賃の高いところに引っ越したり、車を持ったりはしない予定です。

管理人からのお答え

お給料がすごく上がって、素晴らしいですね。

家計簿を拝見しましたところ、順調に貯金もできているようですし、問題ないと思いました。
詳しくは以下の通りです。

レジャー費用について

毎月の貯金が277000円とありますが、ここから旅行に使われているのではなく、277000円は、使い道の決まっていない貯金(老後費用等)ですよね。

年間72万円のレジャー費用は一般的には高いと思いますが、これだけ稼がれていて、貯金も順調に増えている中で、どうしても削る必要のあるお金だとは私は感じられません。

それぐらいの金額におさまるなら、いいのではないかな、と思いました。

貯金は一年ではできない

これは半ば自分に言い聞かせている内容なのですが(笑)、老後資金の貯金は、一年で貯めるとか、45才までに終わらせるとかいうことはできません。
リタイアの年齢までにできていれば必要十分です。

だから、

・老後に必要な金額を自分で見積もって
・この先数十年の資産運用の利回りも自分で決めて
・上記2点を踏まえたライフプランシミュレーションをして
・毎年必要と思われる貯金額を決めて

それで、毎年計画通りに貯金できていれば、あとは何も考えない、というのがお金との良い付き合い方だと思います。

Rさんと私はたぶん似ていて、将来のお金のことをやたら不安に思うタイプですよね。
私も不安で不安で、あといくら貯めたい、とか、それには何年かかる、とかいつも考えています(笑)

ただ、私たちは毎日を老後資金の確保のために生きているわけではないですし、30代、40代を充実して過ごすことも大切と考え、計画通りの貯金が確保できたらあとは楽しく使うということを私は心がけています。(もちろん貯めてしまうときもあるのですが・・・)

たぶんRさんの場合は、レジャー費用がそれにあたると思います。

まずは合理的な貯金額を計算し、それを守れているなら、迷いなく旅行に使うという方針で問題ないのではないでしょうか。

ぜいたく費用で支出が膨らむのは、家計的には問題ない

また、家計簿を拝見したところ、収入が増えても基礎的な生活費(家賃、光熱費等)が上がったわけではなく、レジャーを中心とするぜいたく費用が増えただけですよね。

習い事にしても、レジャーにしても、いざとなれば切り捨てることのできる費用ですので、家計の状態としては、改善する必要があるほど問題ではないというのが私の考え方です。

「光熱費や通信費にお金がかかって貯金できなかった」というのと、「旅行に行ったから貯金ができなかった」というのは、意味合いが全然違うと思いますので・・・。

節税しましょう

これぐらい高収入になり、独身でいらっしゃると、税金額がすごく高いと思います。

・ふるさと納税する
・確定拠出年金で投資+節税する
・転勤等がないならマンション購入による節税を考える

上記のような対策はされていますか?

年間数十万円単位で税金額が変わってくると思いますので、お手数かとは思いますがぜひやってみてください。

ふるさと納税に関しては、年収800万で11万円程度の納税が可能と読んだことがあります。

治体を選んで、1万円ずつ寄付して、お肉やお米をゲットしつつ節税するというのがもちろん一番お得ですが、特産品を選ぶだけでも大変ですし、米や肉が多量に届いても、一人暮らしでは困ってしまうかもしれません。

そこで、もし私がRさんであれば

・12月に入り、年間収入がほぼ確定したら、税理士法人の無料サービスで試算してもらって
(ここを利用⇒税理士さんがふるさと納税額を無料回答してくれる!税理士法人の電話サービス

・そこで出た額(10万円前後かと思います)をジュースなどの保存食品をくれる自治体に全額ふるさと納税する

で終了にすると思います。

また、投資にご興味をお持ちと伺いましたので、確定拠出年金はぜひ積極的に活用されるとよいと思います。(NISAより良い投資方法だと私は思っています。)

率直な感想

率直に申し上げて、「手に職があって、定年のないお仕事でもこんなに迷われるんだなあ」というのが私の感想です。

貯金300万円あれば、1年分の生活費程度は確保できていますし、大丈夫なのではないでしょうか?

資格の必要な専門職ということですと、実質的には定年がなく、60代以降もアルバイトなどで手堅く収入を得ることができそうですよね。

現実的な老後費用などを一度見積もって、それにあわせて堅実に貯金・投資していかれたら、まったく問題ないと思います。
(突発事態があったとしても、それまで計画通りに資産形成されているなら、十分対応できるものだと思います。)

どうぞあまりご心配なさらず、お仕事や趣味に打ち込んでいってください。

単に感想ですみませんが、私としてはそのように感じました。

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